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北海道の詩や詩人に関するメモランダム
by wakamiya1998
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<   2009年 01月 ( 6 )   > この月の画像一覧

鳥影

詩作品は大学ノートに、評論などは大学カードに、それぞれ粗稿を書きとめていますが、清書となるとほとんどノートパソコンですね。ここ数年使用しているのは白のMacBook。無線LANでネットにもつながっているので、ブログもこれで書いています。
でも机の上には詩心を忘れないようにと、原子修先生の色紙を掲げています。第三詩集の表題作でもある「鳥影」です。

鳥影

原子修

陽は あれど 光なく
空あれど 吹く風もなく
ただ 朔北に
涙こらえて
朝の鳥影を待つ

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by wakamiya1998 | 2009-01-29 10:03 | 詩集

ワゾーの会新年会2009

さて昨日(1月25日)、札幌駅近くの居酒屋「七福神」でワゾーの会(旧ボッセの会)の新年会を行ないました。小雪の舞う寒い日でしたが、15名の皆さまが出席して下さいました。炭火焼きをメインにしたのですが、平均年齢が高い?出席者の皆さまにはボリュームがありすぎたかもしれません。足りないよりは良かったということでお許し下さい。
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初めのあいさつは原子修先生。新年早々に文学館で朗読をされるなどお元気なご様子で、また坂本龍馬についても熱く語っておられました。そしてトリは室蘭より参加してしていただいた光城健悦さん(北海道詩人協会会長)。協会長としての抱負と今年の全道詩人祭について話されました。
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by wakamiya1998 | 2009-01-26 09:40 | 詩のイベント

海の話

海の話
      
若宮明彦


海を見たことがない
谷線のあなたのために
海の話をします

辛い日も哀しい日も
一日二回 月の背をうやまう
満ち引きの祈りについて

昨日も今日も
山風に勝ち 海風に負ける
海岸線の少年について

星砂や太陽の砂を
拾い集めては また海に返す
潮間帯の少女について

海を感じたことのない
尾根線のあなたのために
海の話をします

(北海道新聞夕刊より)

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(Ishikari Beach, 2004.11.15)
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by wakamiya1998 | 2009-01-19 14:20 | 海のアンソロジー

叙事詩朗読と縄文太鼓

1月11日(日)に北海道立文学館で開催された「叙事詩朗読と縄文太鼓の午後」を聴講しました。第1部では、詩人原子修氏の<知床断章>の叙事詩朗読とミュージシャン茂呂剛伸氏の縄文太鼓演奏を楽しみました。原子さんの朗々たる朗読と茂呂さんが奏でる太古のリズムが独自の時空間を生み出していました。また、知床の春夏秋冬をテーマにした<知床断章>が、書家山田起雲氏による生きた文字で表現されてました。

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by wakamiya1998 | 2009-01-15 10:01 | 詩のイベント

石暦:1月


1月ーガーネット

割れた柘榴からのぞく
密通の妖光こそが
地底から届けられた
生来の視線だ

背中を溶かす一条の愛撫に
花崗岩の肩は膿み
ぽっかりあいた晶洞に
菱面体の花が咲く


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by wakamiya1998 | 2009-01-06 09:30 | 詩作品

空のdestiny


誰も見たことにない空を
風のナイフで切り裂いて
未知の気圏をのぞいてみたい

そこではどんな運命が
淡いとぐろを巻いて
含み笑いをしているのか

おそるおそるすき間をのぞくと
同じようにおびえた眼が
あちら側にもふたつ

見知らぬ空も
未知の気圏も
もんどりうった蛇の
表と裏・・・・・

思い詰めた雲は
半透明のしずくをそっと流すのです
北北西の烈風が
絆すべてを絶ち切らないようにと

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(Italia, Florence, 2004.8.26)
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by wakamiya1998 | 2009-01-06 09:23 | 詩作品